投稿日 : 2019/01/11

漢方薬を服用するだけで急に痩せるわけではありませんが、代謝を上げたり、水太りや便秘の解消などとダイエットをより効果的にできることが期待できます。
そこで自分の体質に合った漢方薬の選び方と併せて、漢方薬がより効果的に作用するための飲み方についてもご紹介したいと思います。

漢方薬を飲むだけでダイエットに成功する訳ではありません。

大观本草 石防风

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防風通聖散など、ダイエットに効果的だといわれている漢方薬もありますね。
けれども、漢方薬さえ服用していれば急に大幅な減量に成功したり、不摂生をしていてもダイエットに成功できる…という訳ではありません

本来のダイエットの意味は食事療法なことからも、やはりダイエットを健康的に行うには、基本の摂取カロリーを減らし、消費カロリーを多くすることが欠かせません。
しかし現代生活の中では、ストレスや不摂生な食事などで身体のバランスが乱れてしまった結果、水分代謝の低下や便秘が起こったり、「ヘルシーな食事を摂っているはずなのになかなか痩せられない」ということも起こりがちです。

こんな時は食事や運動面からのアプローチに加えて、体質改善のために漢方薬を服用すると、ダイエットがスムーズに進むことが期待できます。
実際に食事療法と運動療法だけでなく、同時に漢方薬を服用した方がよりダイエットに効果的だったというデータもあるそうです。

どうして漢方薬がダイエットに効果的?

ではなぜ、漢方薬がダイエットにも有効だとされるのでしょうか?
西洋医学では不調である部分をピンポイントに治療しますが、漢方では不調の原因を探る時には体のバランスに着目します。
漢方でバランスが取れている状態とは、体のすべての機能がスムーズ働き、中庸という調和がとれていることで、中庸を健康と考えます。

ダイエットで漢方薬を服用する時には、全体のバランスを考えて体質の改善を行い、体のバランスを整えることで代謝を促して、水太りやむくみの改善を行ったり、その結果代謝がアップすることで効率的に脂肪を減らすことに有利になるようです。

摂取カロリーを減らして消費カロリーを多くしているにも関わらず、体重が減らない。
むくみが多くてその結果体重が増えてしまう、というようなこともダイエットする上では起こりがちではないでしょうか。
こんな時には体のバランスが崩れてしまってダイエットが進まないということもありますので、漢方薬を服用するとダイエットが効果的に進むかもしれませんね。

体質によって違う、ダイエットに効果的な漢方薬

ダイエットに効果的な漢方薬は防風通聖散が有名ではないでしょうか。
しかし漢方薬は西洋医学のように頭痛なら頭痛薬のように、同じ薬が誰にでも効果があるという訳ではありません。
むしろ体質に合っていなければ、胃の不快感や吐き気、腹痛など思いもよらなかった副作用が出てしまうこともあるそうです。

そこで、ダイエットに適しているといわれている代表な漢方薬を体質別にご紹介したいと思います。
漢方では体質を「証」という独特の方法で診断します。

・色黒でがっちりしたような体型の人を「実証」
・痩せている、もしくは水太りしていて疲れやすく顔色が悪い人は「虚証」と呼ばれます。

防風通聖散は 体の中の余分な水分を排出してくれたり、血行改善によって発汗を促して代謝を上げる働きがあり、多すぎるものをとって体力をちょうどよく中庸に戻すという考えがあります。
多すぎるものを排出することから想像できるように、防風通聖散は「実証」の人向きで体温が高めで体力があり、太鼓腹を持つような肥満のタイプの人のダイエットに効果的だといわれています。
しかし、そうではない「虚証」の場合は防風通聖散は適していると考えられておらず、違う漢方薬がダイエットに効果的だと考えられます。

「虚証」の場合は「防已黄耆湯」や「当帰芍薬散」などが用いられます
「防已黄耆湯」は虚証の人の肥満症に用いられることが多い薬で、水分代謝を促してむくみをとり、さらに胃腸を整える働きがあり、いわゆる水太りに効果のある漢方薬といえます。
「当帰芍薬散」は女性の月経不順や冷え性でよく用いられる薬ですが、貧血気味で冷えやむくみを改善し、血流をよくして冷えを解消した結果、代謝アップすることでダイエットに繋がるようです。

病院で処方してもらったり、薬局やネットで購入するなど、様々な購入方法がある漢方薬ですが、ネットや自分の判断で薬局で購入する場合は便利である反面で、自分の体質に合っていないものを選んでしまう可能性もあります。
医師に処方してもらうとより体質に合った漢方薬を服用することができるので、やはり専門家に診てもらうことがおすすめです。

漢方薬の効果をより早く実感するための服用方法は?

漢方薬に合った服用方法でより効果を引き出すことができるそうです。
漢方薬の使用書きには、食前又は食間に服用すると書かれているものが多いですね。
これは、漢方薬は配糖体という成分が含まれており、食前や食間などの空腹時だと食後よりも腸内細菌に対する栄養分が少ないため、漢方薬に含まれている配糖体の分解が進み、分解されてより体内に吸収されやすいためです。

また、漢方薬は市販で顆粒のものならコーヒーならインスタントコーヒーのような状態です。
そのため、本来の状態に近い方法で飲むとより効果アップが見込めるようですよ。
例えば「〇〇湯」なら元々は煎じ薬として作られているのでお湯に溶かしたり、白湯で飲みます。
「〇〇散」や「〇〇丸」なら元々は粉や丸薬の状態でつくられていたので、水で服用すると良いそうですよ。

あわせて食べたい、ダイエットに効果的な薬膳食材

漢方薬は他のダイエット食品と比べると、なんとなく敷居が高い印象があったり、自然のものが原料といっても薬を服用することに抵抗があると感じることも多いのではないでしょうか。

漢方では滋養強壮や病気を治すために、体に必要なものを摂り体調を整える「薬膳」という考え方があります。
今回はスーパーで手軽に購入できて、日常生活に無理なく取り入れることができる、ダイエットも効果的だといわれる薬膳食材をご紹介したいと思います。

「実証」の場合は、
大根・白菜・トマト・きゅうり・パイナップル・こんにゃく・ハトムギ・海藻類など、便秘の原因ともなる体内にこもりがちな熱を冷まし、体をデトックスしてくれる食材がおすすめです。

「虚証」の場合は穀類・サトイモやジャガイモなどの芋類・鶏肉・鮭・小豆・ほうれん草・人参・いかなど、冷え性になりやすい体を温めて貧血を改善し、体に不要な水分を排出してくれるような食材がおすすめですよ。

当然のことですが、漢方薬を服用しただけ、自分の体質に合った食材を摂っただけではダイエットはスムーズに運びません。
適切な食事量や適度な運動も行って、その補助として体質に合った漢方薬を服用するとよりスムーズなダイエット成功への道が期待できそうですね。

 

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