投稿日 : 2016/01/12 最終更新日 : 2018/11/07

海外セレブやモデルが使っているという記事を読んで、ダイエットの為にチアシード、キヌア、アマランサス、テフなどのスーパーフードを取り入れようか悩んでいませんか?

今年話題になったスーパーフードといえば、チアシード、キヌア、アマランサス、ココナッツオイルを始めとする目新しいオイル、身近なものだと海外セレブの間で流行した枝豆や、もち麦、抹茶などがありましたね!

目新しい海外発祥の食品と、昔から日本にあって海外で最注目されたものが入り混じっている印象を受けました!

残念ながら、スーパーフードを食べてもダイエットはできませんし、管理栄養士の知識からすると、スーパーフード=痩せるダイエット食品ではありません。そもそも食べるだけで痩せる食品なんてありませんけど。

本来のスーパーフードの魅力や、スーパーフードとの付き合い方と、あなたの身近にある「日本式スーパーフードダイエット」をご紹介します。

スーパーフードとは

最近よく聞くキーワードなので、ご存じの方も多いと思いますが、簡単におさらいしてみましょう!

「スーパーフード」とは、栄養バランスに優れ、一般の食品より栄養価が高い食品、または特定の栄養素の含有量が飛び抜けて高い食品のことです。

ネットやテレビ、雑誌でも話題になっていますが、実はスーパーフードの定義はハッキリしていません。 「ビタミン、ミネラルなど健康に役立ちそうな成分が多めの食品…」という感じです。

チアシードだけではなくキヌア、バジルシード、タイガーナッツ、ココナッツなど様々な種類の食品が「スーパーフード」として近くのスーパーで売られていました。

「セレブもダイエット中に食べていた!」と言われると飛びついてしまいますよね。(私もそうです。)

しかし「自分に必要な栄養素なのかな?」という視点を持ち、摂取量や安全性をよく考えた方が良さそうです。

チアシード

スーパーフードを食べるだけでは痩せない理由

スーパーフードは食品です。もちろん、一般の食品と同様にカロリーはありますし、種類によっては少量で高カロリーの物もあります。

しかし、最近ではセレブやモデルがダイエットのために使用しているという記事が話題となっている為、「食べるだけで痩せる」という誤ったイメージを持っている人が多いようです。

チアシード、キヌア、アマランサス、テフなど多くのスーパーフードの話題を耳にしますが、これらの食材を食べるだけで痩せることはありません!

スーパーフードは、単に栄養価の高い食品です。健康的な食生活の補助として取り入れる価値はありますが、スーパーフードだけでダイエットの基本である「摂取カロリー<消費カロリー」に対する貢献はそれほど期待できません。

スーパーフードのメリットとデメリットを知って上手に付き合うことが重要!

例えば、今話題の「チアシード」を例に見てみましょう。チアシードには食物繊維、ビタミン、ミネラルを始めとする各種栄養素が多く含まれており、これが便秘の改善、過食予防などに効果的とされ注目を浴びています。

その反面、大さじ1杯(約15g)でカロリー約50kcal、脂質約4gを含んでおり、これはキューブ型のミルクチョコレート1個分のカロリー・脂質量と同程度です。

覚えておいて欲しいのは、決してスーパーフード=低カロリー食品ではありません。

もちろん、お菓子を食べるより栄養価が高いので、健康の為に適量を取り入れるのは良いと思います。

ただし栄養価などの特徴を知った上で、栄養バランスを整えるために適量を摂取することが重要で、通常の食品と同様に、食べ過ぎには注意が必要ですし、もちろんスーパーフードを食べるだけで痩せることはありません。

チアシードとはどんなもの?

さてチアシードという食べ物はどんなものなのでしょう?

「チア+シード」つまりチアという植物の種(シード)です。主に南米からの輸入品が流通しており、私が購入したチアシードはパラグアイ産でした。

商品裏面の栄養成分の表示をチェックしてみました。

・オメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)

・カルシウム

・食物繊維

・鉄

確かに日本人に不足しがちな栄養素が含まれていますね。チアシードの栄養で特に脚光を浴びているのがオメガ3脂肪酸の多さです。オメガ3脂肪酸は体内で合成できない必須脂肪酸の一つで、欠乏すると皮膚炎などを起こします。血管の健康にも役に立つと期待されている成分です。

しかし「チアシードだけで全部補う!」という考えは危険です。「いつもの食事にプラスしてみようかな」というスタンスで上手に使ってみて下さい。

 

チアシードを食べてみました!

サラダやグラノーラ、ヨーグルトなどにふりかけて気軽に食べられます。料理が苦手な方でも食事にプラスしやすいのは嬉しい点ですね。食感は小さなゴマをプチプチ噛んでいるようです。私の感想としては味は特においしくもなく…、まずくもなく…です。

チアシードをジェル状にして食べる!

チアシードは水と混ぜると、種の表面にとろみが出てきてジェル状になっていきます。このまま食べても味気ないものなので、ドレッシングやジュースなどと混ぜた方が食感も楽しくおいしくいただけると思います。

私が実際に試したものは水と混ぜて5分ほどでトロリとし始めて、15分くらいでジェル状になりました。短時間でジュレが完成するので便利です。

チアシードを食べる時の注意点は?

乾燥の状態で大量に食べると、お腹の中で水分を吸収して消化不良の原因にもなるかもしれません。喉に引っかかると危険なので、薬のように水で飲みこむのもおすすめしません。

「膨らむから満腹感を得られる、ダイエットに効果的」という情報もありますが、種子類は意外とカロリーが高めなので食べ過ぎるとダイエットの敵になってしまうかも?食べる量には気をつけましょうね。

チアシードのおすすめレシピ

(写真は小さじ一杯のチアシードを小さじ四杯の水で戻した状態)

チアシードは水分を含むとジュレ状になるのが面白いですね。ジュレをゼラチンで作ろうとすると、ちょっと手間がかかりますがチアシードなら簡単です。

ポン酢風味のチアシードジュレ

1.チアシード小さじ1を水小さじ4でジュレにします。

2.ジュレになってからポン酢小さじ2を加えます。

ポイントはポン酢に直接チアシードを投入しないことです。水だとすぐにジュレ状になり始めますが、ポン酢に直接入れてしまうとジュレになりにくいのです。忙しくても水に浸してジュレにしてから、ポン酢などの調味料を混ぜることをおススメします。

「スーパーフード」でも「パーフェクト」じゃないかも?

チアシードは生を乾燥させたものと加熱処理されているものと両方あります。私が購入したものはパッケージに記載がなく、「お客様係」に電話で問い合わせたところ加熱殺菌(焙煎)されているとのことでした。

スーパーフードはそのほとんどが外国産です。その商品を輸入・製造・販売している業者は信用できますか?異物の混入、残留農薬の検査をしっかりとしてくれているでしょうか?商品の裏面の表示もよく見てチェックしましょう。

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今後も注目したいスーパーフードは?

実際に食べてみた印象を知りたくて、色々なスーパーフードを試してみましたが・・・継続して利用している物は数アイテムに限られました!

世間では色々な目新しいスーパーフードに注目が集まっていますが、ここでは管理栄養士である私が、来年も継続して利用したいスーパーフード第一位をご紹介したいと思います!

海外で人気!?「ジャパニーズスーパーフード」

日本では海外で流行している話題の食品に注目が集まることが多い反面、日本の伝統食が軽視されがちです。

しかし海外では和食を中心とした納豆などの発酵食品、海苔、緑茶などがヘルシーなダイエット食、「ジャパニーズスーパーフード」として話題になっていることをご存じでしょうか?

わざわざ流行の食品を購入しなくても、私達の周りには海外から注目されるヘルシーなダイエット食「和食」が身近にあるのです。

日本流「スーパーフードダイエット」は豆腐や枝豆など身近にある和食!

ダイエットというと、何か特別な食事ををしなければならないと思いがちです。

流行のスーパーフードを取り入れてみたり、○○抜きダイエットをしてみたりすることでダイエットをしている気になってしまうのですが、ダイエットに重要なことは、特定の食品を食べるのではなく、栄養素のバランスの取れたヘルシーな食事を適量食べることです。

わざわざダイエットの為に高価で特別な輸入食品を買わなくても、身近にある和の食材をバランスよく食べることで、食べ慣れた安価な食材で十分ヘルシーなダイエットができます。それこそが私達日本人流の「スーパーフードダイエット」なのではないでしょうか。

第一位は!もち麦&押し麦

もち麦/押し麦などの「大麦」に含まれる食物繊維量は白米の20倍近く!

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豊富に含まれる水溶性食物繊維のβグルカンが、小腸からの糖の吸収を阻害することで血糖値の上昇を緩やかにし、内臓脂肪を減少させたり、老化の原因となる炎症物質の働きを抑制することが確認されています。

大麦は、スーパーで手軽に手に入り、白米と一緒に炊くだけでOKですし、昔から麦ご飯などにして食べられている日本人に身近な食品です。私は他の雑穀とブレンドしてほぼ毎日食べています。野菜・きのこ・海藻以外にも、大麦を食物繊維チャージのためのアイテムとして活用してみてくださいね☆

新スーパーフード「チラコイド」とは?

チラコイドとは、ほうれん草に含まれている成分の1つです。

ほうれん草が緑色なのは葉緑体を豊富に含んでいるからですが、
その中に含まれる袋状の膜のことをチラコイドと言い、
葉緑素(クロロフィル)などの光合成に必要な成分を含んでいます。

そのチラコイドに満腹ホルモンを出す効果があり食欲抑制ができる
食欲抑制研究の専門家、スウェーデン・ルンド大学のシャロッテ・アーランソン・アルバートソン教授が2014年3月に発表し、話題となっています。

チラコイドについては以下のページにも詳しく記載されていますよ。

スーパーフードについてのまとめ

色々な目新しい食品が出てくる中で改めて思うことは、「基本的にはバランスの良い食事を食べることが、ダイエットにも健康にも最も良い方法である。」ということです。

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ですからスーパーフードは「バランスをより一層、整えるため。」「新たなアイテムを取り入れることで、食事を楽しむため。」に活用していただきたいと思っています。

私が継続して利用する食材をチョイスする時に意識しているキーワードは、「手軽、身近、健康」です。目新しい情報についつい惑わされてしまいがちですが、そんな時は皆さんも、このキーワードで食材の選択をしてみてくださいね(*^-^*)

遠くの国からやってきた食品も素晴らしいのですが、日本の地元の食材だってスーパーフードに負けない栄養素を持っています。(なにより新鮮で安いです!)

新しい食品にも興味を持ちつつ、ベーシックな日本産食品も見直してあげて下さいね!

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