投稿日 : 2016/05/03 最終更新日 : 2018/11/08

非運動性熱産生(NEAT)という言葉を知っていますか?「Non-Exercise Activity Thermogenesis」日常生活で自然と消費されるエネルギーのことです。

この非運動性熱産生(NEAT)を増やせば、ダイエットを有利に進めることができるんです!痩せるためには「食事を整えて、運動をしましょう」と言われていますね。食事はともかく、運動は時間がなくてちょっと・・・と思っている人は、このNEAT、非運動性熱産生を増やす努力をしましょう!

寝ている間もエネルギーは消費されている。非運動性熱産生(NEAT)とは

近年メタボリックシンドロームの対策として注目されているのが、運動以外の生活の中での活動によって使われるエネルギー代謝、非運動性熱産生(NEAT)です。寝ている間も、何もしていない時に消費されているのが基礎代謝、歩いたり、動いたり、何かをしているときに消費しているエネルギーが非運動性熱産生(NEAT)です。

私たちは生きているだけで、エネルギーを消費します。それが「非(not)運動性 熱産生」

非運動性熱産生(NEAT)なう、な人達

カロリー消費といえば運動だ!スポーツだ!と思いがちですが、仕事をしたり、歩いたり、立ったり座ったりなど、何気ない日常生活活動で消費する「非運動性身体活動」も無視できない量のエネルギー消費なのです。

むしろ、「やるぞ!」と気合を入れないと始まらないスポーツより、意識せずとも動いたり歩いたりする日常生活の消費エネルギーを増やすことを意識する方がダイエットを有利に進められるんです。

非運動性熱産生(NEAT)の消費エネルギーは1日の30%にもなります

会議中でも非運動性熱産生(NEAT)でエネルギーを消費する

標準的な活動レベルの人の1日の総エネルギー消費のうち、身体活動によって消費するエネルギー量は約30%もあるんです。これが非運動性熱産生(NEAT)の正体。

非運動性熱産生(NEAT)以外の消費エネルギーは?活動性の消費エネルギーのこと

非運動性熱産生(NEAT)以外の、残りの70%の消費エネルギーは、基礎代謝が約60%、食事誘発性熱産生が約10%です。

基礎代謝(寝てても痩せる論)

基礎代謝量は身長・体重・年齢・性別により大きく異なりますが、これを大きく増やすのは困難です。「筋トレをして筋肉量を増やせば基礎代謝が増えるよ」と言う人もいますが、筋肉量の増加で増える基礎代謝はごくわずか。それだけでダイエットをするというのは非常に非効率なことです。

食事誘発性熱産生(食べ痩せ論)

「食べ痩せ」と言われる、食事誘発性熱産生は食事量と質に依存します。私たちは食べた食事を消化、エネルギーにするためにもエネルギーが必要ということです。

たくさん食べれば消費カロリーも増えるのですが、当然のことながら摂取カロリーが増えすぎるのでダイエットにはなりませんね。

なので、結局のところ、非運動性熱産生(NEAT)、1日の消費エネルギーを増やすためには、身体活動量=運動量を増やすしかありません。
運動を習慣的に行なっていなくても、肉体労働はもちろんのこと、営業職など一日中歩いている立ち仕事や、家事などによる身体活動でエネルギー消費ができるので、必ずしもスポーツなどの運動を習慣化しなければいけないということではありません。

非運動性熱産生(NEAT)と肥満の関係

非運動性身体活動によるエネルギー消費、NEAT(non-exercise activity thermogenesis)は、肥満との関連が注目されています。

太っている人と痩せている人を比べると、まぁ別に統計を取らなくてもわかりそうなものですが、太っている人は歩行なども含めた活動時間が、痩せている人に比べると、平均で1日約150分も少なかったという研究結果があります。

1日あたりの非運動性熱産生(NEAT)の割合は、標準体重の人の方と太っている方を比較すると、350Kcalほどの差があります。「太っている人は痩せている人より動かない」という、別に研究しなくてもわかることですが、何気ない日常の動作でこれだけ差が生まれるのですね。

非運動性熱産生(NEAT)を増やすには?「痩せたいなら動け!」

つまり、痩せたいならなるべく座るのをやめて、立ったり歩いたり、家事などの日常生活活動、非運動性熱産生(NEAT)を積極的に行なうことが重要なんですね。

また、非運動性熱産生(NEAT)は細かく動いて、体に刺激をいれることに意味があるそうです。
ランニングのような一定の時間、ずっと体を動かし続けるようなしっかり運動ではなく、日常生活活動、非運動性熱産生(NEAT)を増やす努力をするだけでOK。ちょこまかといつも動くイメージで十分です。

非運動性熱産生(NEAT)を増やす方法の例

  1. 遠回りして歩く
  2. 階段を使う
  3. 用事があれば自分から出向く
  4. 遠い場所にあるトイレへ行く
  5. 遠くのコンビニへ行く
  6. 誰かを呼びつけるより、自分から行って話す
  7. 隅々までそうじをする
  8. 雑巾がけをする
  9. リモコンを使わない
  10. 椅子をやめてバランスボールにする
  11. スマートスピーカーを買わない
  12. お茶は500mlではなく2Lのボトルを買う
  13. スマホに重りをつける
  14. 鉄下駄を履く

このように、日常生活のちょっとした工夫で筋肉への刺激が増えます。
「立つ」「歩く」「登る」「動く」「止まる」のスイッチの切り替えを頻繁に行うことで交感神経が刺激され、脂肪燃焼が高まってきます。

非運動性熱産生(NEAT)は、有酸素運動に近い

激しい運動より、軽い運動の方が体脂肪をエネルギーとして使う割合が増えます。ダイエットのための運動は、激しい運動ではなく、軽い運動の方が脂肪燃焼に効率的なのです。

非運動性熱産生(NEAT)はスマートスピーカーと相性が悪い件

Google Home

最近はGoogleHOME、Amazon Echoなどのスマートスピーカーが流行っています。「アレクサ!電気を消して!」は近未来的でかっこいいのですが、日常生活で立ったり歩いたりの動きは減ってしまいます。非運動性熱産生(NEAT)は減ってしまいますね。スマートスピーカーが流行ると肥満が増えるかも知れません。

非運動性熱産生(NEAT)を増やしたいなら、スマートスピーカーは買わずに、立ったり座ったり、わざわざ二度手間して動いたり、階段を使用したり、姿勢を正したり、大股で歩いたり、そんなことから意識してみるといいかもしれませんね。

知らない間にエネルギー消費を高めダイエット効果が期待できる、非運動性熱産生(NEAT)を増やしていきましょう!

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以上、非運動性熱産生(NEAT)についてでした。

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カテゴリー: ダイエット流行・トレンド運動・トレーニング